2017年4月28日金曜日

Flames.2 熱意を



 昔の写真が教えてくれることは多い。自ら吐き出したものは、
新たなフィルターを通じて新たな自分に伝わる何かがある。

 人生のほとんどのことは写真が教えてくれる。僕はそう思っている。

 この頃の事を思い出してみる。約3年くらい前か。仕事の事と、
写真の事しかアタマになかった。それだけで日々が形作られていた。

 今はどうだろうか。ほとんどが仕事の事でアタマがいっぱいになってしまっている。
というより、自分の生活のことだ。人生ではなく、生活のことだ。

 これは正直僕らしくない。本も読んでなければ、写真もほとんど撮っていない。
これでは、死んでいるのと同じだ。取り戻さなければならない。

 そうした思いを、生きたい、死にたくないという渇望を、思い出さなければならない。

 そんなことを、未熟な自分が撮ったかつての写真に気付かされる。おそらく、
何かがこもってはいるのだろう。 

 今までも、写真を撮って生きてきた。身の回りのもの、身の回りの人、愛すべき人。

 記録することで表現する。表現することで生きていく。

 お金が無いから、道具はフィルムにこだわらなくても良い。

 撮れるもので、今は撮る。写したいものが写れば、道具はなんでもいい。

 それくらいのスキルは、もう身につけているはず。

 撮るだけだ。生き抜くために。



2017年4月26日水曜日

Flames.1 もうやめた




 新しい窓、新しい眺め。

 もうやめた。あんな誰の為にもならないブログは、もうやめた。

 ここは僕の居場所ではない。僕は、こんな事の為に生きてきたのではない。

 本当の僕は、今の僕じゃない。

 いつかみた景色にすがりつくのはもうやめた。

 いつか抱いていた思いを、もう一度、呼び戻そう。

 あの研ぎ澄まされた感覚を、あの狂気じみたほどの渇望を。

 一人で泣くのはもうやめた。

 一人で傷付くのはもうやめた。

 そんなもの、必要無い。

 呼び醒ませ。きっと、最後のチャンス。

 これで駄目なら、僕は僕を諦める。



2017年4月21日金曜日

Diary. 137 キオクヲキロクスルモノ



 一年半前に、今の状況は想像出来なかった。

 いつだって写真は、イマとカコの事しか教えてくれない。



2017年4月18日火曜日

Diary. 136 始まりを始めた日



 今はまだ分からないけど

 年も性別も違っても 同じこと感じてる人がいた

 僕だけじゃなかった

 そんなの頼りないけど それでも頼りたいほど脆い

 今こうして咲いているかの様に 見せるのでもう精一杯です

 ごめんなさい



2017年4月15日土曜日

Diary. 135 長い予感



 桜の咲く夜に。月は今日は見えない。

 たぶんそう、ずっと思ってた。僕は何かがおかしい。




2017年4月10日月曜日

Diary. 133 懐かしい春



 あれから約半年。そう、たった半年しか過ぎていないのに、
もっと長い時間が過ぎたかの様に感じる。

 花を買った。久しぶりに。翌日一輪が折れる。片割れはまだ辛うじて咲いている。

 数少ないカメラはバッグにしまったまま、出してもいない。

 フィルムはいつ入れたろう。

 何も分からない。いつかその日が来る。