2013年7月27日土曜日

新しい世界へは。



 ご無沙汰です。随分長いこと、写真を撮ってませんでした。

 とは言え、依頼での撮影と、ライブ撮影はデジタルで少しやりました。
極めて刺激的ですが、それを作品へ落とし込みたい。


 忙しい忙しい、そんな中でちょいと小旅行へ。

 今、僕の創造力の水は、裏庭のため池くらいに
軽く干上がって、熱い熱いとのた打ち回る始末です。

 自ら生み出される何かはすなわち自分そのもので、
それが枯渇した今、撮るべきよりも知るべきが多いと思い、
砂漠を彷徨うがごとく渇きの放浪者ぶっております。


 そんな昨日は、所用を済ませる事を口実に、
久しぶりに逢う坂の街を、キャムラ右手に縛り付け散歩したのでした。

 火は、当然消えてはいませんでした。

 喉が渇いただけでしたが、こうやって生きていくのだなと、
35の、小さな一つの覚悟を決めました。


 大きな水の塊を眼前に、無力の空しさを、楽しめてしまうほど僕は愚かです。



2013年7月3日水曜日

終えて、また、次へ。



 二度目のグループ展に参加。

TREES and FLOWERS』終了しました。今回もたくさんの方に
足をお運び頂きまして、本当に、心から感謝致します。ありがとうございます。


 木と花、と言うテーマを与えられた中で、どう自分らしく撮るか。
とても難しかったです。とてもじゃないけど難しかったです。今の僕に。

 それが一体どういう事なのかもよく分かってなかったし、今も多分、
ちゃんと分からない。四年やって、今一番写真が分からない。

 素敵な先輩が遠くないちょっと近くに居てくれたから、
今回は、その方に頂いた言葉が一番大きかった、がんがん響いた。

 そして、まだ見知らぬ方から頂いた不意のメッセージも、驚いて、安心した。
鋭いメッセージだったけど、ちゃんと、見抜いてる人がいるって、怯えるし、
だから安心する。いつも不安でいたいから、ちゃんと不安にしてもらえると安心する。


 自分の一生って言う空間軸の中で、あの辺にあるのだろうかって、今は
今までと全然違うあたりに、写真っていう存在を探してる。その側に、自分っていう
存在もそっと並んでてくれたら嬉しいけど、どうかな。


 さあ、次。