2013年12月17日火曜日

"NATURE展"始まりました。22日(日)まで。




 ナダールさん主催の企画展、『NATURE展』に参加しております。

 本日17日(火)より、22日(日)までの開催です。


 企画展ですので、テーマが与えられ、出展者は皆そのテーマに添って、
写真を準備します。

 今回のテーマは、"NATURE(ネイチャー)"。自然。



「自然をテーマに、それを写真で表現しようと考えた時、人間の存在を無視する事は
出来ませんでした。よく、自然が微笑んでいるとか、自然が怒っているとか、
耳にする事がありますが、カメラを向ける度に思うのは、自然は常に一定して、
極めて無情で、ただ、そこにあるものなのだという事。
 この星の主役は人間ではない。自然を写真にしようとする度に、そう思わずには
いられないのです。」



 今回の八枚の写真は、上段の四枚組と、下段の四枚組で少しテイストを変えて、
それぞれ自分の中でサブテーマを決めてやってみました。

 完成度はまだまだですが、そういった取り組みもまた、今後自分の中で
試みて行きたいと考えています。


 20日の金曜日は在廊致します。




2013年12月10日火曜日

変わる写真、変わらない写真。



 前回参加した、"trees and flowers"の時の展示。

 プリントはもちろんすべて、ワタナベカメラによるアナログレンズ焼き。


 ワタナベカメラは間違いなく、僕の人生を変えました。そんなワタナベカメラ
自身も、その人生を大きく舵取りさせられる事を余儀なくされました。


 愛するワタナベカメラは、先月閉店しました。


 どんなに崇高で、多くの人に愛される価値のある存在も、時代の流れの前には
非力である事を、まざまざと見せつけられました。時代の流れとは、人が
そう望むが故に生まれると言う事もまた、皮肉だなと思いました。


 初めてナベカメを訪れたとき、緊張の中、たった四本のブローニー(48枚)を
プリントしおえた店主ワタナベさんは、丁寧かつ慎重な言葉遣いで僕に言いました。

「上手に撮れてますよ。でも、ちょっとひねってやろうと言う気持ちが見える。
あなたらしく、もっと真っすぐに撮れば良いと思いますよ。」

 その真剣で冷静な表情の奥に、何か怖いくらいの"熱"を感じたとき、この人は
信じる事の出来る人だと思いました。


 僕はアナログプリントについてはド素人です。レーザーとは色味が違う、
階調が違う、深みが違う、そうした感覚的な事以外は分かりません。ですので、
レンズ焼きがしてほしくて通っていたと言う事だけではなく、どちらかというと
ワタナベさんの言葉が聞きたくて、足を運んでいたと思うのです。

 ナベカメは、ワタナベさんがプリントするからナベカメ。だから正直、
アナログだろうがレーザーだろうが、ナベさんがプリントしてナベさんが
アドバイスくれるなら、あまりこだわりは無い。それが、時代と共に変化してきた、
写真の真の強さとも言えるのだろうから。


 さておき、ナベ仙人は写真と僕達の事を好きすぎて働き過ぎたあまり、
今は療養中です。だから、おっさん少しは休めって言ってたのに。

 戻ってきた時には、「お前も少しは上達したやんけ。」と言わせないといけないので、
僕は写真を撮り続けています。とにかく、撮り続けています。


 ちなみに、真っすぐ撮れって言うから、僕も馬鹿正直に真っすぐばっかり
撮ってたら、「お前日の丸構図ばっかりやんけ、たまには遊んで撮れや。」
と言われました。ホンマ覚えとけよおっさん。(笑)


 と言う事で、仕方が無いので来週の展示はすべてレーザープリントです。
八枚ほど、用意しています。

 手段に負けない様な写真が、果たして一枚でもありますでしょうか。



2013年12月7日土曜日

snap test.


















 展示まで、あと10日。


 やっぱり撮って、一度見てから、

 最短でも一週間は経たないと、自分の写真を判断出来ない。


 そしてやっぱり写真は、本当はプリントして見るものだ。

 最終的には。